「私は後でいい」が口癖になっていませんか|自分を後回しにする心理と、抜け出す一歩

ライフコーチ|Killy Method(キリーメソッド)/ライフナビゲーター キリー / 桐原幸来


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「私は後でいい」が、気づけば口癖になっていませんか

東京を拠点に、ライフコーチ・ライフナビゲーターとして活動する中で、この言葉を、数えきれないほど聞いてきました。

「私は後でいい」

家族のために。仕事のために。誰かのために。そうやって、自分のことを後回しにしてきた方は、決して少なくありません。むしろ、真面目に、誠実に生きてきた方ほど、この言葉が、自然な口癖になっています。

今日は、なぜ私たちが「後で」と言ってしまうのか、その心理の仕組みと、そこから抜け出すための、小さな一歩について、お話ししたいと思います。

なぜ、私たちは「後で」と言ってしまうのか

「後で」という言葉には、実は二つの側面があります。

一つは、単純な時間管理としての「後で」です。今は忙しいから、落ち着いてから対応しよう、というものです。これは、ごく自然な判断であって、問題はありません。

もう一つは、もっと根が深い「後で」です。自分の願いや欲求そのものを、いつまでも先送りにしてしまう、という「後で」です。今日、お伝えしたいのは、こちらの方です。

23年間、のべ1,500件を超えるセッションを通して感じてきたのは、この「後で」の背景には、多くの場合、ある共通した心理が働いている、ということです。それは、「自分を優先することへの、うっすらとした罪悪感」です。

私たちの世代は、自己犠牲を、美徳として教えられてきました。家族のために、会社のために、誰かのために尽くすことが、正しい生き方だと、繰り返し刷り込まれてきました。その結果、「自分のために時間を使う」という、本来当たり前であるはずの行動に、なぜか、後ろめたさを感じてしまうのです。

「私は後でいい」という口癖は、この罪悪感を、うまく処理するための、心の知恵だったとも言えます。今、向き合わなければ、罪悪感とも向き合わずに済むからです。

正直に言うと、もう一つ、単純な先延ばし癖、いわゆる“サボりグセ”のようなものも、理由の一つとしてあると思います。誰だって面倒なことは後にしたい、という気持ちはあります。
それ自体は、責めるようなことではありませんが、そのサボりグセで、良き人生を創るという意味で、どのくらい損をしているか、ということです。

「後で」が、来なかった理由

問題は、その「後で」にしてしまうと、次の機会はなかなか訪れない、ということです。
一つの機会を逃すと、そこからまたチャンスが来るのはいつなのか、分かりません。

人生相談の現場で出会った、ある方の実例をお話しします。もちろん、プライバシーに配慮し、複数の方の体験を組み合わせた、一般化した形でお伝えします。

その方は、若い頃、絵を描くことが好きでした。しかし、結婚し、子育てが始まると、「また今度」と思ったまま、20年以上、筆を持つことはありませんでした。

なぜ、20年もの間、「今度」が訪れなかった。

理由は、単純な時間不足ではありませんでした。子育てが一段落し、時間ができた後も、その方は、絵を描き始めることができませんでした。「今さら、こんな歳になって」という思いが、新しく立ちはだかっていたからです。

つまり、「後で」にしてしまっていた原因は、外側の忙しさではなく、忙しいということに対しての処理を、「今の自分には、その資格がない」という思い込みに変えてしまったということです。

この構造は、多くの方に共通しています。時間ができれば、お金に余裕ができれば、子どもが独立すれば。そうした、外側の条件が整えば、自然と「後で」は「今」に変わる、と、私たちはつい考えてしまいます。

「今は忙しいからできない」という選択です。

でも、実際には、時間のやりくりが出来たとしても(外側の条件が整っても)、心の中の「資格がない」という思い込みが残っている限り、「後で」は、また新しい理由を見つけて、先延ばしにされ続けます。

小さな一歩から始めればいい

この思い込みに気づいたとき、その方は、大きな決断はしませんでした。ただ、久しぶりに、絵の具屋さんに行っただけでした。

その時点で、絵を描くこと自体は、まだ再開していません。でも、「いつか、また描きたい」という気持ちを、久しぶりに、自分の中で、はっきりと認められた。それだけで、表情が、明らかに変わっていました。
そして、今は気が向くままに絵を描いて、時々は出品することもあるそうです。

ここに、大事なポイントがあります。「後で」を「今」に変えるために、必要なのは、大きな決意ではなく、小さな一歩だということ。

目的は、頭の中で、じっと考えて、見つけ出すものではありません。

外側との関係、つまり、今関わっている人、身の回りにあるもの、日々過ごしている場所。その一つひとつを、「今の自分に、本当に合っているか」という目で、見直してみてください。

ずっと後回しにしてきた、あの服を着てみる。ずっと読まずにいた、あの本を開く。会いたいと思いながら、連絡できずにいた、あの人に、一言だけメッセージを送る。

たったそれだけの行動が、長年、心の奥にしまい込んできた願いに、再び光を当てるきっかけになります。

「今更」の裏にある本当の気持ち

これは、今という時代とも、無関係ではありません。

情報も、選択肢も、これほど多い時代に、私たちは生きています。何かを始めようとすれば、いくらでも情報が手に入る一方で、「今さら」「もう遅い」という声も、どこからともなく聞こえてきます。だからこそ、余計に、「後で」という言葉に、逃げ込みやすくなっているのかもしれません。

でも、「今さら」という言葉の裏には、必ず、「本当は、今、やりたい」という気持ちが隠れています。もし、その気持ちに、まったく心当たりがなければ、そもそも「今さら」という言葉自体、頭に浮かばないはずだからです。

一人で向き合うのが難しいと感じたら

ここまで読んで、ご自身の「後で」について、思い当たることがあった方もいらっしゃるかもしれません。

けれど、一人で向き合うのは、案外、難しいものです。長年、後回しにしてきた願いほど、深く心の奥にしまい込まれていて、自分自身でも、その正体は複雑に絡み、気づきにくくなっているからです。

もし、この「後で」を、一緒に見つめ直していきたいと感じていただけたら、無料の体験セッションで、30分、あなたのお話を聞かせてください。
何かを売り込むことはいたしません。

23年間、1,500名を超える方々とお話ししてきた経験をもとに、あなたが、ずっと後回しにしてきた、その一つを、一緒に見つけていきます。気になる方は、この記事の末尾のリンクから、お申し込みください。

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Killy Method(キリーメソッド)は、「あなたは変わらなくていい」をコンセプトに、一人ひとりが本来の自分に戻り、自分らしい人生を歩むためのメソッドです。東京を拠点とするライフコーチ・ライフナビゲーター・キリー(桐原幸来)が、23年間・のべ1,500件を超えるセッション経験をもとに、「外側との関係を整えることで現実が動く」という独自の視点で人生相談をお届けしています。

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