Killy Method(キリーメソッド)/ライフナビゲーター キリー / 桐原幸来
「セミナーや本で良い話を聞いたはずなのに、後で内容を思い出そうとしても、うまく出てこない」
そんな経験はないでしょうか。真剣に聞いていたはずなのに、家に帰ると内容がぼんやりしてしまう。メモを取ったのに、読み返しても当時の理解が戻ってこない。研修や勉強会に参加した直後は納得していたはずなのに、翌週にはほとんど覚えていない、という声もよく耳にします。会議での説明も、聞いた時は理解したつもりでも、後から部下や同僚に説明しようとすると、うまく言葉にならないことがあります。こうした感覚を、「自分は物覚えが悪いのかもしれない」「集中力が足りないのかもしれない」と受け止めてしまう方は、実はとても多いです。
23年間、のべ1,500件を超えるセッションを通して見えてきたのは、これは記憶力の問題ではなく、情報を受け取る「入り口」が合っていなかっただけ、ということです。
■ なぜ同じ話でも、記憶への残り方が違うのか
人は誰でも、情報を理解するときに使いやすい「入り口」を持っています。ある人にとって分かりやすい伝え方が、別の人にとっては全く記憶に残らない、ということが日常的に起きています。
例えば、会議で口頭だけの説明を受けても頭に入らないのに、資料に図やグラフがあると急に理解が進む、という経験をしたことがある方は多いはずです。逆に、資料をどれだけ丁寧に作っても伝わらず、口頭で背景や経緯を説明した途端に腑に落ちる、というケースもあります。
これは、説明する側の力量の問題であると同時に、受け取る側の「得意な入り口」がどこにあるかという問題でもあります。年齢や経験、専門知識の有無とは関係なく、誰にでも当てはまる仕組みです。
■ 理解には3つの入り口がある
理解の入り口は、大きく3つに分けられます。
1つ目は、視覚的な情報から理解する入り口です。図やイメージ、色分けされた資料などを見ると、情報が整理されて頭に入ってきやすいタイプです。文章だけの説明より、図解や表がある方が理解が早くなります。地図やフローチャートを見ると一気に全体像がつかめる、という方はこのタイプに近いでしょう。
2つ目は、言葉や音から理解する入り口です。文字よりも、話される言葉のリズムや説明の順序で理解が進むタイプです。動画や音声で説明を聞いたり、誰かと会話しながら整理したりする方が、記憶に残りやすくなります。文章を目で追うより、声に出して読んだり、人に説明されたりする方が頭に入る、という方はこちらに近いでしょう。
3つ目は、体感や感情の動きから理解する入り口です。理屈だけでは頭に残らず、実際にやってみる、体験する、感情が動くといった過程を経て、初めてしっかりと理解できるタイプです。説明を聞くだけでは分かった気にならず、実際に手を動かしてみて初めて納得する、という方はこの入り口が強いタイプです。
同じ内容を伝えていても、相手の入り口と合っていなければ、記憶に残りにくくなります。逆に、入り口が合えば、驚くほど短時間で深く理解が進みます。
■ 自分の入り口を知ると、学び方が変わる
「話を聞いてもすぐ忘れてしまう」と感じている方の多くは、記憶力そのものに問題があるわけではありません。ただ、自分に合わない形で情報を受け取り続けてきた、というだけのことがほとんどです。
自分がどの入り口で理解しやすいかが分かると、情報の受け取り方を意図的に変えられるようになります。視覚的に理解しやすいタイプであれば、話を聞きながら簡単な図やメモを描いてみる。言葉から理解しやすいタイプであれば、大事な内容は声に出して読み直してみる。体感や感情から理解しやすいタイプであれば、内容を誰かに話してみたり、実際に一部を試してみたりする。
これだけで、これまで「覚えられない」と感じていた情報の残り方が、大きく変わることがあります。大切なのは、記憶力を鍛えることではなく、自分に合った受け取り方に切り替えることです。無理に暗記しようとしたり、同じ資料を何度も読み返したりする前に、まず自分に合った受け取り方を試してみる方が、時間の使い方としても効率的です。
■ 相手の入り口が分かると、伝え方も変わる
この視点は、学ぶ側だけでなく、誰かに何かを伝える立場にも応用できます。
家族や職場で、何度説明しても伝わらないと感じる相手がいる場合、それは説明の内容が間違っているのではなく、相手の入り口とこちらの伝え方が合っていないだけかもしれません。
言葉での説明が伝わりにくい相手には、簡単な図を用意してみる。図での説明が伝わりにくい相手には、具体的な体験談を交えて話してみる。理屈だけで伝わりにくい相手には、その内容が本人にとってどう役立つのか、感情に触れる形で伝えてみる。
伝え方を変えるだけで、それまで繰り返し説明しても伝わらなかったことが、驚くほどスムーズに理解されることがあります。相手の理解力が足りないと決めつけたり、逆に自分の説明が下手だと落ち込んだりする前に、単に入り口が違っていただけではないか、と一度立ち止まって考えてみる価値があります。
■ まずは自分の入り口に気づくことから
理解の入り口に気づくために、難しい診断やトレーニングは必要ありません。
まずは、これまで「なぜか覚えられなかったこと」「なぜか伝わらなかったこと」を一つ思い出してみてください。それはどのような形で伝えられていたでしょうか。図やイメージだったか、言葉や音声だったか、それとも体験や感情を伴うものだったか。
そして、自分にとって一番理解しやすい形はどれかを考えてみてください。それに気づくだけで、次に大事な話を聞くとき、次に誰かに何かを伝えるとき、より効果的な方法を選べるようになります。特別な診断ツールや専門知識がなくても、今日から意識するだけで始められる視点です。
「話を聞いてもすぐ忘れてしまう」という感覚は、能力の欠如ではなく、受け取り方が自分に合っていなかっただけのことがほとんどです。自分に合った入り口を知ることから、学び方も、伝え方も、少しずつ変えていくことができます。
Killy Method(キリーメソッド)は、「あなたは変わらなくていい」をコンセプトに、一人ひとりが本来の自分に戻り、自分らしい人生を歩むためのメソッドです。
ライフナビゲーター・キリー(桐原幸来)が、23年間・のべ1,500件を超えるセッション経験をもとに、「外側との関係を整えることで現実が動く」という独自の視点をお届けしています。
Facebook(毎日発信中)
https://www.facebook.com/hawaiidekilei/
Killy Method(公式サイト)
https://killymethod.jp/
ライフナビゲート体験セッションはこちら
https://utage-system.com/p/7Cbf6tWxVurf?ftid=feU1qjTIVJKh
📩 お問い合わせ
info@killymethod.jp

