Killy Method(キリーメソッド)/ライフナビゲーター キリー / 桐原幸来
何かを決めるたびに、「これでいいのかな」と不安になる。
選んでも選んでも、しっくりこない。
そんな感覚を抱えている50代女性は、実はとても多いです。
今日は、あるクライアントさんの実例から、23年間ライフナビゲーターとして50代女性と向き合ってきた桐原幸来(キリー)が気づいたことをお伝えします。
■ 「外側に委ねていた」という気づき
そのクライアントさんは、仕事でAIを使って、自分の講座やコンテンツを作っていました。
AIに頼んで、できあがったものを見ても、いつも何か違和感がある。
「これでいいのか?」
その問いが消えなくて、商品にも自分にも自信が持てなくなっていたそうです。
セッションを重ねる中で、ご本人がこう気づきました。
「自分の軸がないまま、AIに委ねて、その中から選択していたんだな」
これは、AIに限った話ではありません。
誰かのアドバイス。世の中の「正解」とされるやり方。SNSで見かけた成功事例。
50代女性は特に、長年「周りに合わせる」「期待に応える」ことを大事にしてきた方が多いので、知らず知らずのうちに、外側の意見を基準に選択してしまう傾向があります。
■ 軸がないと、選択がズレていく
軸がない状態で外側のものを使うと、出てくる答えは「もっともらしいけど、なんとなく違う」ものになります。
選んでも選んでも、自分の本当の思いとはズレていく。だから、モヤモヤして、ぐるぐるする。
これは、能力の問題でも、努力不足でもありません。
ハンドルのない車で、アクセルだけ踏んでいるようなものです。どれだけ性能のいい車でも、行きたい方向には進めません。
■ 「決められない」のではなく、「基準が外にある」だけ
50代になると、「最近、決断力が落ちた気がする」と感じる方もいます。
でも、それは決断力の問題ではないことがほとんどです。
これまでは、子育てや仕事、家庭の中で、ある程度「やるべきこと」が決まっていました。もちろん、その中で問題が起きたり、対処したりと、力を尽くしてきた経験があります。でも、同じ枠の中で起こることは、対処になれやすいということがあります。だから、全く違うジャンルの、想像もつかないことに迷う場面が少なかった。
でも、子育てが一段落したり、仕事の状況が変わったりすると、急にいつも新しい課題で、「自分で決める」場面が増えます。
その時に初めて、「あれ、私は何を基準に決めればいいんだろう」と気づく。
これは、衰えなどではなくて、むしろ、自分の軸と向き合う準備が整った、ということです。
■ なぜ、自分の軸は自分で見えないのか
「軸を見つければいいのか」と思っても、実際にはそれがけっこう難しい。
なぜなら、自分のことは、自分一人では見えないからです。
あなたは今、自分の瞳の色を、鏡なしに見ることができますか?
できませんよね。
私たちは皆、過去の経験や教育によって作られた「色眼鏡」をかけたまま世界を見ています。長年「我慢すること」「人に合わせること」が当たり前になっていると、自分が本当に何を望んでいるのか、見えにくくなってしまいます。
そのクライアントさんも、こう言っていました。
「俯瞰して外から見てもらわなければ、自分の中の思いや軸はわからなかったと思います」
■ 対話が、軸を見つける一番の近道
軸を見つける方法はいろいろありますが、一番早いのは「対話」です。
一人で内省するだけでは、自分のフィルターの中でぐるぐる回ってしまいます。
誰かに話を聞いてもらい、問いを投げかけてもらう中で、「あ、私、本当はこう思っていたんだ」という瞬間が訪れます。
それは、教えられて得る答えではありません。もともと自分の中にあったものが、対話を通して見えてくるだけです。
私自身、23年間コーチングを受け続けてきましたが、先生に答えを教えてもらったことは一度もありません。ただ問いを投げかけてもらう中で、自分自身の軸に、何度も気づかされてきました。
■ 軸が見えてから、外側との付き合い方が変わる
先ほどのクライアントさんにも、変化が起きました。
以前は「AIに作ってもらう」だった関わり方が、「自分がここを伝えたい、こういうものを作りたい」とAIに伝えて、修正してもらう、という関わり方に変わったのです。
同じAIを使っているのに、結果が全く違う。軸がないままAIに委ねていた時は、出てきたものに違和感を覚え続けていた。
軸がわかってから使うAIは、よりよいものを生み出すための、頼もしい道具になった。
これは、AIだけの話ではありません。仕事のやり方、人との関わり方、お金の使い方——すべてに当てはまることです。
■ もう一人の声——「AIは道具であって、人ではない」
別のクライアントさんは、こう話してくれました。
「AIが進化するほど、人間にしかできないことの価値が上がる——そう聞いたことはあったけれど、どうしてそうなのか、腑に落ちていませんでした」
セッションを通して、その理由が見えてきたそうです。
「AIは体感ができない。だからこそ、人のこれまでの体験や、それに伴う感情の積み重ねから生じた感情が、武器になる」
そしてこう続けます。
「AIは色んな人の情報を集めているので、自分の本質ではないことも言ってくる。それは違う、私の思いではない、ということをAIに言えないと、自分じゃなくなる」
軸がないと、自分が作りたいものや、なりたい方向性がズレていく。
「その軸を客観的に見てもらうことは、これからもっと大切になると思いました」
これは仕事だけで、例えば神厳関係などには当てはまらない、と思われるかも知れませんが、ポイントは、人の意識の問題。AI時代人の意識が変化しています。このクライアントさんの言葉に、これからの時代の本質が表れていると思います。
■ 「これでいいのか」は、あなたの弱さじゃない
「これでいいのかな」と迷い続けるのは、あなたが優柔不断だからでも、能力が足りないからでもありません。
軸が見えていない状態で、外側からの情報や意見を取り入れようとしているだけです。
まず必要なのは、もっと頑張ることでも、もっと情報を集めることでもなく、自分の軸を見つけることです。
■ 軸は、自分を変えなくても見つかる
「軸を見つける」というのは、「自分を変える」こととは違います。
軸は、すでにあなたの中にあります。
ただ、自分一人では見えにくいところに隠れているだけです。
誰かと対話する中で、自分でも気づいていなかった思いが、ふと浮かび上がってくる。
それは、新しく作るものではなく、もともとあったものを見つける作業です。
自分を変えなくていい。ただ、見えていなかった軸を見つけるだけでいいのです。
■ 軸が見つかると、現実が動き出す
軸が見えると、不思議なことが起きます。
人との関係、仕事のやり方、お金の使い方——外側のすべてとの付き合い方が、自然に変わっていきます。
それは「頑張って変えた」のではなく、「軸に沿って、自然に選び直した」結果です。
もっと人生を良くしたい人、豊かさと幸せを感じる生き方をしたい人にとって、一番の近道は、外側をたくさん集めることではなく、自分の軸を見つけることなのかもしれません。
50代だからこそ、これまでの経験という材料が豊富にあります。対話を通して、その材料の中から、あなただけの軸を見つけることができます。
ライフナビゲーター・桐原幸来(キリー)は、23年間にわたり、主に50代女性を中心に「自分を変えなくていい」という哲学で、対話を通じて軸を見つけ、外側との関係を整えるサポートをしてきました。
「これでいいのかな」が止まらないあなたへ、ご相談をお受けしています。
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