なぜ決断できないのか。「お金がないから」の裏にある3つの心理

Killy Method(キリーメソッド)/ライフナビゲーター キリー / 桐原幸来


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貯金ゼロでも動ける人、500万円あっても動けない人

貯金がほとんどないのに、必要な学びのために思い切って動く人がいます。怖くても、やると決めたらやる人です。

その一方で、500万円の貯金があるのに、「500万円しかないから」と、一歩を踏み出せない人もいます。

面白いことに、この方に「では1000万円あったらできますか」とお聞きすると、たいてい「それでも心配です」と答えます。もしかしたら5000万円あっても、同じことを言うかもしれません。

つまり、決断できるかどうかは、金額の多さでは決まっていないのです。今日は、私がライフナビゲーターとして23年間、のべ1,500件のセッションで見てきた、決断を止めている3つの心理と、それぞれの対処法をお伝えします。

心理❶:本当はもう答えが見えているのに、認めたくない

転職したい、独立したい、新しいことを学びたい。そう思いながら「お金がないから、今はできない」と言う方の多くが、心の中では、すでに答えを出しています。

なぜなら、多くの場合、認めてしまうと、動かなければならなくなるからです。

動いて、うまくいかなかったらどうしよう。
周りに何と思われるだろう。
今まで積み上げてきたものを、失うのではないか。

こうした恐れを直視せずに済むよう、「お金がないから」という言葉が、静かに盾になってくれます。

対処法:お金のことを一旦、紙の外に置いてみてください。「もしお金の心配が一切なかったら、私はどうしたいか」だけを書き出します。きっと、答えはすでにその紙の上に出ています。

心理❷:失敗した時の恥や損失を、実際より大きく見積もっている

「お金がないから」という言葉の裏には、もう一つ、隠れた恐れがあります。

やってみて、うまくいかなかったら、どうしよう。かけた費用の分だけ、損をしてしまうかもしれない。周りから、どう見られるだろう。

本当に怖いのは、お金がなくなることそのものより、挑戦して失敗した自分を、周りにも自分自身にも見せてしまうことなのです。

対処法:「もし失敗したら、具体的に何を失うのか」を、金額と一緒に紙に書き出してみてください。実際に必要な費用も、失敗したときに失うものも、想像しているよりずっと小さいことが、ほとんどです。

心理❸:今あるもの減の感謝が薄く、金額でしか安心を測れなくなっている

3つ目は、少し意外に思われるかもしれません。決断できない方には、共通して、今あるものへの感謝が薄いという特徴があります。

ご飯を食べられている。屋根の下で眠れている。今日という日が、当たり前に始まった。こうしたことへの感謝が少ないほど、どれだけお金が増えても、不安は減りません。逆に、貯金がほとんどなくても動ける方は、たいてい、今あるものへの感謝が、しっかりあります。

お金の額と、決断できるかどうかは、比例しません。比例しているのは、感謝の量です。

対処法:今日一日の中で、すでに満たされていることを、寝る前に3つ書き出す習慣をつけてみてください。1週間続けると、お金の見え方が少しずつ変わってきます。

もう一つ、見落とされがちな落とし穴

ここまでの3つに加えて、もう一つお伝えしたいことがあります。「これをやればお金が増えるはずだ」という、結果への期待だけで動くと、たいてい、うまくいきません。

そして、うまくいかなかったとき、こういう場合、人は原因を外に向けます。「あの人が言った通りにやったのに」「あの会社が悪い」と。又は、自分の力が足りていないと。

これは、自分と外側との「関係」を、まったく見ていない状態です。自分の期待か、外側のせいか。そのどちらかにしか目が向いていなくて、その間にある、自分とお金、自分と状況との「関係」そのものには、意識が向いていないのです。

実際に会った相談

以前、長年勤めた会社を辞めるかどうか、何ヶ月も迷い続けていた50代の女性がいました。

話を聞き始めて、最初の30分で、その方はもう答えを口にしていました。「本当は、もう心は決まっているんです」と。それなのに、その後の1時間、ずっと「でも、お金が」「でも、生活が」と繰り返していました。

実際に必要な金額を、紙に書き出してもらいました。想像していたよりも、ずっと小さな数字でした。それでも、その方は、なかなか決断できなかった。

最終的にその方が気づいたのは、お金の問題ではありませんでした。「贅沢をしてはいけない」という、若い頃からずっと持っていた思い込みでした。その思い込みに気づいた瞬間、初めて、本当の意味で決断ができるようになりました。

まとめ:一人で抱え込まなくていい

「お金がないから」という理由の裏には、認めたくない答え、失敗への恐れ、感謝の薄れという、3つの心理が隠れていることが多くあります。

これらに気づいたとき、大切なのは、自分を責めないことです。恐れも、思い込みも、これまであなたを守るために、必要だったものです。ただ、それが今、あなたの本当にやりたいことの足かせになっているなら、少しずつ手放していく時期に来ているのかもしれません。

自分を変える必要はないのです。今、自分の周りにある「人・物・場所」との関係を、一つずつ見直すことで、お金への向き合い方も、少しずつ変わっていきます。

もし、一人でこれをやるのが難しいと感じたら。Killy Methodでは、9月末まで、体験セッションを無料でお受けしています(10月からは有料とさせていただきます)。あなたの中にある答えを、一緒に見つけていきます。

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ライフナビゲーター キリー / 桐原幸来

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