夢中になれることがあれば、あなたはまだ大丈夫

Killy Method(キリーメソッド)|ライフナビゲーター キリー / 桐原幸来

キリーです。

クローゼットの奥から、ブラジリアンサンバの衣装が出てきた日のことを書きます。

60歳まで踊っていた頃の衣装です。手に取った瞬間、思わず笑ってしまいました。「なんで、あんな衣装が着れていたのか……」と。

でも、その後に不思議なことが起きました。耳の奥に、あの音楽が聞こえてくる。体の中に、あの躍動感が戻ってくる。「懐かしいな」ではなく、「あの感覚、今もあるな」という感覚。

この体験が、今日お伝えしたいことに深く繋がっています。

目次

なぜ頑張るほど重くなるのか——キリーが23年間で見てきたこと

ライフナビゲーターとして、23年間、本当にたくさんの方と向き合ってきました。その中で、ひとつの共通点に気づきました。

「うまくいかない」「変わりたいのに変われない」と感じている方のほとんどが、一生懸命「自分を変えよう」としているということです。

毎日努力している。本も読んでいる。セミナーにも行っている。それなのに、なぜかスッキリしない。むしろ、やればやるほど重くなっていく。

この「重さ」の正体を、キリーメソッドでは長年考えてきました。

「変えよう」と「発揮しよう」——まったく別のベクトル

「自分を変えよう」と「自分を発揮しよう」は、一見似ているようで、方向がまったく逆です。

「変えよう」は、今の自分が足りない、という前提から始まります。だから、いくら努力しても「まだ足りない」「もっと変わらなきゃ」とゴールが遠ざかり続ける。

「発揮しよう」は、今の自分の中にすでにあるものを外に出す、という前提です。方向が決まれば、力は自然に流れ出します。

サンバに夢中だった頃の私は、「もっと上手くなりたい」という気持ちはあっても、「自分を変えなきゃ」とは思っていませんでした。ただ、発揮したかっただけ。その違いが、重さの違いになります。

「夢中」とは何か——キリーメソッドの視点

夢中というのは、活動ではなく、状態のことです。

時間を忘れること。どうしたって、そっちに足が向いてしまうこと。サボりたいのに、やっぱりサボりたくないこと。体が先に動いてしまうこと。

この「状態」を、一度でも体験したことがある人は、必ずまたその状態に戻れます。なぜなら、夢中になれる自分は、変わっていないからです。

眠っているだけで、消えてはいない

衣装を見た瞬間、体の記憶が蘇ってきたように、夢中になれる感覚は体に残っています。それが今、表に出ていないのは、「変えなきゃ」という力みが邪魔しているからかもしれません。

力んでいる体は、硬い。硬い体では、自然な動きができません。それと同じことが、人生でも起きています。「もっと変わらなきゃ」と力めば力むほど、自分本来の力が出にくくなる。

外側との関係を整えると、内側が動き出す——キリーメソッドの核心

キリーメソッドの考え方の根っこは、「自分の内側を直接変えようとするより、外側との関係を整える方が早い」というものです。

「コップの中の水を澄ませようとして、中をかき混ぜる」のではなく、「コップの外側を整えれば、水は自然に澄んでいく」という発想です。

頑張っているのに変わらない、というときは、たいていの場合、外側との関係のどこかにズレが生じています。そのズレを見つけて動かすことで、自然に内側が変わっていく。これがキリーメソッドの核心です。

クライアントさんの変化——さゆりさんの場合

自己啓発・内観を10年以上続けていたさゆりさんは、「頑張るほど疲れる」という状態でいらっしゃいました。セッションを通じて、外側の関係のどこにズレがあるかを一緒に見ていったところ、3ヶ月で大きな変化が起きました。長年悩んでいた人間関係が整理され、蕁麻疹まで消えたとおっしゃっていました。

さゆりさんが「変わった」のではありません。外側のズレを整えたら、もともと持っていたさゆりさんの力が、自然に出てきただけです。

Steveさんの場合——10年の停滞が一つで動いた

10年間、同じところをぐるぐるしていたというSteveさん。「何をやっても変わらない」と感じていた方です。外側との関係を一つ整理したところ、そこから全部が動き始めました。「一つ動いたら、全部動いた」という感覚だったとおっしゃっていました。これが、キリーメソッドで何度も見てきた場面です。

「あなたは変わらなくていい」——本当の意味

キリーメソッドの言葉、「あなたは変わらなくていい」。これは、現状維持でいい、という意味ではありません。

自分を変えようとすることをやめて、外側との関係を整えることに集中すれば、自然に現実は動き出します。力まなくていい。責めなくていい。ただ、ズレているところを見つけて、一つ動かす。それだけでいい、ということです。

サンバの衣装を見て蘇ってきた感覚のように、夢中になれる自分はずっとそこにいます。あなたの中に、必ずあります。

今日のあなたへ——一つだけ問いかけてください

今のあなたが、思わず時間を忘れることは何ですか?

それが昔と同じものである必要はありません。今の自分が夢中になれることがあれば、それで十分です。

もし「夢中になれるものが思い浮かばない」という方は、外側との関係のどこかにズレがある可能性があります。一人では見えにくいものです。一緒に見ていく場を作っています。

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ライフナビゲーター キリー / 桐原幸来

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