介護中の50代の方へ——97歳の母が言う幸せのシンプルな答え

Killy Method(キリーメソッド)/ライフナビゲーター キリー / 桐原幸来

目次

50代は、介護と自分の人生が重なる時期

50代になると、多くの方が介護と向き合い始めます。

親が80代、90代になり、少しずつ助けが必要になってくる。自分自身も体の変化を感じ始める。子育てが一段落したと思ったら、今度は親のことで頭がいっぱいになる。

「自分の人生を生きたい」と思いながらも、目の前の現実に追われて、気づけば何年も経っていた——そんな方が、私のところには多く来られます。

今日は、私自身の話をします。

97歳の母を介護しながら、私が気づいたことです。


97歳の母、トキエ

私の母、トキエは97歳です。

自分で買い物に行き、自分でご飯を作り、一人で暮らしています。もちろんサポートは必要ですが、97歳にして基本的には自立した生活を続けています。

街を歩くと、80代の方に話しかけられるそうです。

「おいくつですか?」
「97です」

そう答えると、
「えー?!なんでそんなに元気なの?手を触らせてください!」
「握手してください!」
「励みになります!」と言われるそうです。

97歳にしてアイドル状態です(笑)

「めんどくさい」と思いながらも足を止める理由

今朝の電話で、母はこう言いました。

「本当はね、人と話すのめんどくさいのよ」

母は一人っ子で、コミュ力が高い方ではありません。正直に言えば、かなり我がまま。人付き合いが得意なタイプでは全くない。

それでも続けてこう言いました。

「でも、私が話すことでその人が少し元気になったり、自分も頑張ってみようって思ってくれるなら、それだけでベンチに座って話す価値があるじゃない」

めんどくさいと思いながらも、人の役に立てるから足を止める。

97歳の母が、さらっとそう言いました。

介護をしながら、母との関係が変わった


実は、母と私の関係は子どもの頃から最悪でした。

ずっと仲が良くなかった。母の身勝手で自由奔放な生き方が、好きじゃなかったのです。
できれば距離を置きたいと思っていた時期も長くありました。

でも介護という時間の中で、少しずつ母のことが見えてきました。

97歳になっても自分の足で歩き、人の役に立てることを喜ぶ母。お金も物も「もう必要ない」と言い切り、人から喜ばれることだけで満たされている母。

今は、心から尊敬しています。

介護は大変です。でもその時間が、親の本当のすごさを教えてくれることがあります。
そして、母は私の「先」を見せてくれている。

50代が感じる「幸せって何だろう」という問い


親の老いを目の当たりにすると、自分自身の人生についても考え始めます。

「このまま生きていていいのか」
私は何のために働いているのか」
「幸せって、何だろう」

こうした問いが浮かぶのは、50代から特有のことだと私は思っています。

ライフナビゲーター・キリー/桐原幸来として23年間、
多くの50代の女性と向き合ってきました。その中で、一つ確かなことがあります。

それは、幸せはシンプルだということです。

誰かが自分のおかげで少し元気になった。誰かが自分との会話で少し前向きになった。それだけで十分なんだ、と。

お金も、成功も、大切です。でもそれは手段であって、目的ではない。目の前の人が少しでも明るくなること——それが本当の幸せなんじゃないかと、97歳の母が教えてくれています。

キリーメソッドが伝えたいこと


「あなたは変わらなくていい」——これがキリーメソッドのメインメッセージです。

自分を変えようと頑張るのではなく、外側との関係を整えることで現実は動き出す。介護で疲れているあなたも、頑張りすぎているあなたも、そのままで大丈夫です。

50代は、自分の人生を問い直す時期でもあります。その問いと向き合う時間を、一緒に作りませんか。


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『あなたは変わらなくていい』
人生を動かし変えていく
Killy Method(キリーメソッド)
ライフナビゲーター キリー / 桐原幸来

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