「自分を大切にする」ということの言葉の意味は、取り方によって真逆になります。
私が思う「自分を大切にする」は、目に見える身体とか、今起きている事象にたいしての目先の対処ではなく、あなたの魂に係わるような、本当の自分を大切にするという意味だと考えています。
目先の事だけで「大切にする」ということを判断すると、実は自虐行為になったりもしますから、ぜひ、本当の意味で自分をもっともっと大切にして欲しいのです。
例えば自分を大切にしない行為や考え方に
・自分さえ良ければ言い
・自分の利益だけ考える
・自分が嫌われないように立ち回る
・自分の手柄を優先する
などなど、無意識にやってしまう多くの行動があります。
一見自分を大切にしているように思えるかも知れませんが、実はそれは自分を優先させているだけで、大切にしていることにはなっていません。
そうしていると、どうなるか・・・・
あなたは自分が好きになれません。どれだけ頑張っても、だれだけ人の事を考えても、いつまでたっても、自分の行きたい場所に行けない。私自身も若い頃はそんな状態でした。行きたい場所はなんとなく見えているのだけど、そこに行く自分をどうやって創っていいのか分からなかったです。
なせそんな事が起こるのか、なぜ行きたい場所なりたい自分の在り方が、おぼろげながら分かっているのに、行き方が分からなかったのか。。。
今は通り過ぎたから言えることですが、その答えは簡単です。自分を理解していなかった。「あー自分もそうかもしれないな」と思った方は、心から自分を大切に出来る人だと思います。そう思う事、疑問に思うことがとても大切で、それこそが自分を大切にする行為です。
私達人間はずっとずっと成長し続けながら、人生を創っていて、終わりはないのですよ。死ぬまでが私達に与えられた幸せな学びの時間。
学び続けると成長し続け、そして悩みも迷いも同じように成長していきます。そう考えると、少し今の自分を見ることが出来るのではないでしょうか。
「自分を大切にする」には、自分の奥底にある本当の自分を知る必要がありますし、本当の自分が望んでいる行き先をしっかり見ながら、手前にある今やっている仕事や、係わっている人達との人間関係など、さまざまな起こる問題に対処対応をします。
往々にして間違えてしまうのは、本当の自分を理解せず、観念や常識や思い込みで、目先の事象だけを見て前に進もうとしてしまうこと。すると、本当の自分が望んでいる行き先(あり方)からほんの少しでもズレが生じます。そのズレは5年10年と進んでいるうちに、1メートルとか10メートルとか、多くくずれ込んでいきます。
つまり、自分でセットしたカーナビの目的地が違っていたわけです。
「自分を大切にする」ということは、自分が決めている在り方を無視しない事。たとえそこにお金や権威が絡んでも、目先の目標を達成するために、生きる目的を見失わないことです。
自分を好きで生きる。
よく好きなことをして生きるといいますが、それは言い方を変えれば、自分を好きで生きるということではないかと、私は思います。
自分を大切にしてくださいね。